2025年7月6日から4日間、「モンゴルてんかん治療プロジェクト」に参加する為、モンゴルへ渡航致しました。
「てんかん」という病気は、その突然起こる発作からか、治療を受けられない発展途上国では患者さんの多くが就職や結婚が困難になるという状況に陥っています。子供のてんかんを治すために家を売払って全財産をつぎ込み、日本に渡り治療を受けたモンゴル人ご家族もいらっしゃったそうです。
“モンゴルでモンゴルの医師から治療を受けられれば金額の負担も少なく、多くの患者さんやそのご家族も救われる”。その実現の為に現地で使用されている限られた機材で、現地医師の目前で日本の医師が診察や手術をして技術を伝える、また若いモンゴル人医師を日本に呼んでの研修など、その様なプロジェクトを数年前から行っています。今回は自治医科大学の教授・准教授、獨協医科大学の教授、3名の医師とロータリーメンバーともに、日本の寄付により建てられたモンゴル日本教育病院へ訪問して参りました。先生方は病院に訪問した3日間で5つの手術をされており、最終日の手術では天皇皇后両陛下の日本教育病院視察があり当該対応も先生方が担っていました。モンゴル国を挙げての両陛下に対する歓迎ムードもしっかりと味わってきました。
大澤 準

